仮想通貨ICOは儲かるのか？

こんにちはtabascoです。
2017年に仮想通貨への注目が集まるのと同時にICO（Initial Coin Offering）も広く普及しはじめています。そこでICOとは何なのか？また、ICOは儲かるのか？といったところの個人的な意見を書いておきます。

ICO（Initial Coin Offering）とは？

ICOとは、仮想通貨（もしくはトークン）の新規銘柄を発行し、当該プロジェクトの研究・開発のために新規仮想通貨を売ることで資金を調達する方法を指します。これだけ見ると「それってだれでもできそう」となるかと思います。結論から言うと、誰にでも企画することはできます。ただし、資金を集めるということは「投資をしてもらう」ということなので、投資するに十分な情報を提供する必要がります。例えば、ホワイトペーパーやロードマップ、企業パートナーや著名なアドバイザーが入っているのかなど。こういった情報をもって投資するか否か判断されます。

 

メリット・デメリット

発行者と投資者のメリットデメリットをざっくりと表にしました。

投資者は大きく儲けを出せる可能性こそありますが、リスクも非常に高いということを認識しておくべきです。というのも表のとおり、発行者にはデメリットがほとんどないため、全うなプロジェクトに紛れて詐欺案件も少なくないのが現状です。資金を集めるだけ集めて持ち逃げ。結果、投資者の手元に残る新規仮想通貨に価値がつかないということですね。こういった失敗もあるので、ICO投資には細心の注意が必要です。少なくとも投資の前にホワイトペーパーは必ずチェックしてください。また、テレグラムやSNSの公式アカウントがあるか、きちんと活動・開発が進んでいるのかなどを確認し、信じられる案件のみに投資するようにしてくださいね。
稀にホワイトペーパーすらないICOもありますが、これに投資するのは全く知らない人に「お金をくれ」といわれてあげるのと同じことなので、絶対にやめましょう。こういった注意を払ったとしても失敗するときは失敗します。これもまた自己責任なので、人のせいにしないようにしましょうね。

 

ICOは儲かるのか？

最も気になるのはここですよね。
全うなICOに投資したとして儲かるのか否か。正直にいうと誰にも分りません。ｗ
試しにこれまでのICO案件を参考にいくつか見てみましょう。

COMSA_XEM

 

QASH

 

Bancor

 

Cardano

どの銘柄も一時は最低でも２倍にはなっていますし、Cardanoのように化ける銘柄があることも間違いないです。
ここだけだと大いに期待できるとなりますが、上場後は研究・開発やプロジェクトが世間に実装、ロードマップに沿って進展していくなどしない限り価格は下がっていく傾向にあり、COMSAのようにICO価格割れを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。とはいってもどの銘柄もまだまだこれからなので、投資であれば長い目でみて保有してちょっとした値動きで動揺しないくらいでないと厳しいですね。投機ということなら上場直後に売り抜ければ最低限の利益は確保できるかと思いますが、個人的には投資の意味があまりないように思えるので、おすすめしません。また、常に値動きのある上場済み仮想通貨に投資しておいたほうがリスクは少ないですし、上場済みでも暴騰する可能性はあります。
従って私のICOの見解は「夢を見たい人は買えばいい。」です。

 

まとめ

「夢を見たい人は買えばいい。」といいましたが、ICO投資はきちんと調べて自己責任でできる人以外はしないほうがいいと思っています。それだけリスクが高いということなんですが、SNSなど見ていると「○○がいいといってたから投資した」など、他人任せにしてる人も少なくないです。こういった人は失敗した場合、必ず人のせいにするので、自身で勉強等したくない人は投資をやめるか、上場済み銘柄にのみ投資してください。これなら少なくとも０にはならないので安心かと。